2021.10.23
すでに転勤した先輩だが、今後葬儀業界が儲かると思い、投資をしていたらしい。
当時、コロナが流行りだした頃だ。死亡者数が増え、葬儀件数も増えると確信していたのだ。
ところが、結構な赤字になってしまった、と落ち込んでいた。
2020年の出生数84万人(1899年の人口動態調査開始以来最小)
死亡者数137万人(1位がん、2位心疾患、3位老衰)自然減53万人。
2017年から比較すると…..
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | |
死亡者数 | 134万人 | 136万人 | 138万人 | 137万人 |
出生数 | 94万人 | 91.8万人 | 86.5万人 | 84万人 |
自然減 | 40万人 | 44万人 | 51万人 | 53万人 |
死亡者の増加より、出生数の減少がひどい。
コロナショックの経済低迷、生活困窮、こどもを育てる余裕がないのだろう。
死亡者が一定数あるため葬儀業界は安定だと先輩は思っていたのかな?
ところがどっこい、葬儀一件当たりの単価は減少しているのだ。
2006年頃は200万円強から2020年葬儀平均単価は120万円に縮小しているそうだ。
また年々家族葬の割合の増え、20万円でできるものもある。
この業界は、花輪、祭壇、鯨幕、霊柩車など劣化しても修復でき、使いまわしが利ける。
祭壇がみすぼらしかったりすると、遺族の虚栄心が刺激され、追加費用で単価を上げれてた。
昔は粗利で7割もとっていたらしいのだ。ぼろ儲けだな。
ひっそり親戚だけで済ます家族葬も4割もある。
確かに最近霊柩車をみなくなったな。
自分だったら、死んだ自分にお金使うより、残されたものに使ったほうが絶対いいと思うのだがね。
どの業界が伸びるなんてほんとわからないものだ。
ある先輩は「メダカ」が儲かるとも言っていた。
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